築地・佃・月島

築地市場で新鮮な魚介に舌鼓を打ち、佃島の佃煮を買い、月島でもんじゃを味わう。これぞ下町グルメの王道!

日本一の市場を見学し新鮮な魚介を堪能する

地下鉄築地市場駅A1出口を出て、そのまま左手に歩くとパスターミナルのような大きな建物がある。築地市場だ。
築地市場の正式名称は東京都中央卸売市場築地市場という。敷地面積23万平方メートルを誇る巨大市場で、大正12年、日本橋にあった魚市場が移転してきたのが始まり。
1日およそ3300トン、額にして20億円の魚や野菜が取引される。一般の観光客はセリは見学できないが、早朝を避ければ場内市場を見学できる。
正門のわきの詰所へ行き、市場のしおりとマップをもらう。場内はかなり広い。「この数年で一般の見学者が多くなりましたね。ただし、ここは業者同士が売買する市場なので、見学するときは決してじゃまをしないように」というのは卸協同組合の関係者の方。
ここで市場の1日を紹介すると、夕方から深夜にかけて世界中から魚が集まってくる。
朝5時ごろからセリが始まる。7時ごろから仲卸業者が商品を店頭に並べ、町の魚屋や料理屋などの買い出し人が訪れる。一般客には「小売りはしない」のが原則だが、たとえばアジをキロ単位、箱単位とまとめれば買うこともできる。
場内には食事処も多い。行列ができる仲家の人気はウニトロ井。
市場を一周したところで、海幸橋門を出て築地場外市場へ向かった。ここは小売りが中心で、細い路地には鮮魚から乾物、精肉、青果、調理道具などを扱う店や食事処など、およそ300軒がひしめく。週末には観光客で混雑する。あちこちのぞきながら歩いていると、蔵まぐろの店頭でマグロの解体をしていた。「奥に回転寿司もあるから食べてってよ」という言葉についつい入店。大トロとネギトロ巻きなどを注文した。

お腹が満足したところで佃方面に向かう。今までの光景と異なる、ビルが林立するオフィス街を歩く。国立がんセンター敷地内の海軍兵学校寮跡や日本最初の新劇専門劇場の築地小劇場跡、聖路加看護大学内の浅野内匠頭邸跡・芥川龍之介生誕地跡など多くの史跡も残っている。
その先の隅田川に面して聖路加タワーが立ち、47階に無料の展望室があるので上ってみた。高さは約200メートル。築地市場も箱庭のように眺められる。東へ目を向けると、高層ビルが立ち並ぶ一角に低層の家屋が立つ町並みが見える。これから向かう佃地区だ。
伝承によれば、天正18年(1590)に幕府が大阪から漁民を移住させ、つくられたという町が佃島である。昭和38年まで橋がなく、交通は渡し船のみであった。それだけに、都会にない昔日の面影が残されている。また、その名のとおり、佃煮の発祥地でもある。

下町グルメの代表格もんじゃを堪能する

佃から歩いて10分ほどで月島に出る。通称もんじゃストリート、西仲通り商店街を中心に70軒ほどのもんじゃ店がある。もんじゃとは、鉄板の上にキャベツや好みの具をのせて焼き、ハガシというへラで薄くのばして食べる月島の名物。柔らかなお好み焼きのようなものだ。
商店街入り口には月島もんじゃ振興会協同組合があり、もんじゃ店マップを手に入れた。もんじゃストリートを歩き、その一軒、月島で、ぶた肉もんじゃを食べて帰路についた。

ビルの谷間にインド様式の寺院「築地本願寺」

築地市場のすぐそばにある。正式には「浄土真宗本願寺派本願寺築地別院」。元和3年(1617)、西本願寺の別院として建立された。
昭和9年築の本堂は、古代インド様式を取り入れた石造りで、ビルの立ち並ぶ中にあって、エキゾチックで荘厳な雰囲気を見せている。
無料で拝観できる。

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